神速Illustrator、いよいよ本日発売です。
本屋さんで見かけたらお手にとって頂けると嬉しいです。
というわけで連動記事、今回はP097「024 うねったジャバラをすばやく描く」です。このセクションで伝えたいテクニックは、ほぼ紙面へ詰め込みました(おかげでキツキツでしたね)。^^
●なぜジャバラはパステキストなのか
というわけで、ここでは別の方法ではどうかという検証をご紹介いたします。
「時短」の神速コンセプトとは異なりますが、こういうのはどうしても補足したくなってしまいます。他の方法では時間と手間がかかる→無駄な時間をかけない→時短の意味合いです。興味のある方はご一読いただければと。
さて、Illustrator使いならジャバラのような形状を作成しようとすると、アートブラシ、散布ブラシ、ブレンドという方法が思いつくと思います。オブジェクトをそのまま使えるのでこちらの方が簡単そうですよね。
しかーし、実際にやってみるとIllustratorの仕様上うまくいかんのです。
なにがダメかって? まずは見比べてみましょう。以下の比較は○を左右50%に変形し、半分食い込むように楕円に沿って並べてみました。
どうでしょうか。
それぞれ見た目の違いがありますね。
作成方法や修正方法はもっと違います。
■アートブラシ
ぱっと見は問題無さそうですね。
しかし、よく見てみるとカーブのきついところでは内側が鋭角になっています。
アートブラシはブラシに登録したオブジェクトを伸縮して適用します。
パスの長さによって密度が変わってしまうので、長さの違う両手を等間隔で作りたい場合は調整が必要になります
ブラシの設定では扁平率や間隔を変えることは出来ないので、修正は元オブジェクトから作り直しになります。
↑ウデが短いので相対的に潰れてしまいます
■散布ブラシ
特にカーブのきついところでガタつきが目立ちます。
作成は簡単ですが、間隔をブラシオブションのダイアログから「%」で設定しなければなりません。調整するにはオプション設定→ブラシ更新の試行錯誤が必要になります。
扁平率や線幅の変更などは元オブジェクトから修正することになります。
また、アート、散布ブラシは拡大縮小するとパスの太さも変わってしまいます。パスの太さを統一するイラストの場合、ブラシはマイナス要素です。
↑この例ではムラが多いですね
↑間隔もこちらから設定しなければなりません
■ブレンド
見た目は微妙なバラツキが見られ、曲線によっては顕著になります。
ブレンド作成後、ブレンド軸の差し替えて作成します。軸に対してオブジェクトの向きを手動で合わせる必要があるので手間がかかります。間隔は中間オブジェクトの数で制御します。直感的にはいきません。
オブジェクトの修正は比較的簡単ですが、始点と終点の二つとも変更する必要があります。
↑作成は微妙にめんどう
↑間隔は中間オブジェクトを数値で指定します
■パステキスト
というわけで、パステキストなのです。
見た目は等間隔に揃ってますね。曲線に対しても比較的綺麗に配置されています。
作成はパス上文字ツールでクリック+コピペ。
間隔、サイズ、変形、水平垂直変形、ベースラインがリアルタイムで確認しながら簡単に変更できます。文字パネルはほとんどの方は使いこなせると思うので、制御は難しくはないでしょう。
ちなみに和文だと1文字が1000emなので、トラッキング-1000で前の文字と重なります。
曲線の場合「ジャバラを1mm内側へ」などの修正はとても困難ですが、パステキストだけはベースラインシフトで簡単にオフセットできます。
このようにパスに沿って等間隔で○を揃える場合、実際にやってみるとパステキストが非常に使いやすいことがわかるでしょう。
●バリエーション展開
無理矢理ですが文字のバリエーションでドラゴンのようなものも描けます。
↑「森」で作ってみました
ちょっと難易度は上がりますが、作字ソフトを使えば任意の形状も作成可能です。
いろいろ探してみると面白いかもですよ。
神速Illustrator[グラフィックデザイン編]、宜しくお願いします。
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 36,662
![神速Illustrator [グラフィックデザイン編] CC対応](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51lFe1CoyRL._SL160_.jpg)







