何となく知っていると思いますが、グループ化をしなくてもグループ化されるものがあります。
●クリッピングマスク
クリッピングマスクは特別なグループで、マスクのかかっているオブジェクトは必ずグループ化されます。クリッピングマスクが適用されているグループはグループ解除はできません。そして、クリッピングマスクを解除するとグループも解除されます。
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↑マスク前
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↑マスク後。自動的にグループになります。グループは解除できず、マスクを解除するとグループも解除されます。一心同体。
●文字のアウトライン
アウトラインされたオブジェクトは、ポイントもしくはフレーム毎にグループ化されます。1文字は複合パスになります。ちなみに複合パスは複数のオブジェクトをひとまとめに出来るの機能でグループに似ていますが、複数のパスを1つのパスとして認識するものであり他人のそら似です。
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↑アウトライン前。グループなどいない
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↑アウトライン後。勝手にグループに!
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↑グループと複合パス。構造の違い、わかります?
●分割や拡張
アピアランス分割・グラデーション分割・ブラシ分割、ブレンドの拡張やライブペイントの拡張、パスファインダーの適用など、自動的にグループになるものはたくさんあります。
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↑ブレンド
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↑ブレンド拡張。グループになってる
●埋め込み画像
PhotoshopEPSの画像は、埋め込みをするとグループになります。さらにクリッピングパスがあるとクリッピングパスがクリッピングマスクに変換され、入れ子のグループになります(※クリッピングマスクは必ずグループルール)。(ちなみにPhotoshop画像は埋め込んでもグループになりません。クリッピングパスありでもグループにならずにクリッピングマスクになります。これはどうやら特殊な例のようです。神速Illustrator絡みのhamkoさんの検証で知りました)
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↑リンク配置
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↑埋め込み。画像はグループに。クリッピングパスのあるものはクリッピングマスクに。クリッピングマスクは強制グループなので入れ子に
さて、これらの何が問題かというと、自動的にグループ化されているのを気付かず、一部を複製使用するなどでトラブルを引き起こすこともあります。
たとえば、文字のアウトラインを取った記号類を別の場所に複製し、その後必要なくなり選択ツールで選択して削除してしまい元のグループも一緒に消えてしまったなど。
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↑アウトライン文字の移植手術を行います
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↑option+ドラッグで複製っ
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↑やっぱこっちいらんわ(選択ツールで選択、選択ツールっ!!!)
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↑おいおいまさかDeleteする気じゃ…
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↑き・え・ま・し・た。実際は1画面内に無いと思って下さい。こんな近くにあったらふつう気付きますから
また、テキストに適用したアピアランスは、文字のアウトライン後にグループへアピアランスへ引き継ぎます。グループを解除してしまうとアピアランスは消えてしまいます。
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↑アウトライン前。テキストにフチアピアランスをかけています
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↑アウトライン後。アピアランスがグループアピアランスに引き継ぎ
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↑グループ解除したら、フチ消えます
他にもいろいろあると思いますが、「いつのまにグループ」には気をつけましょう。
●クリッピングマスク
クリッピングマスクは特別なグループで、マスクのかかっているオブジェクトは必ずグループ化されます。クリッピングマスクが適用されているグループはグループ解除はできません。そして、クリッピングマスクを解除するとグループも解除されます。

↑マスク前

↑マスク後。自動的にグループになります。グループは解除できず、マスクを解除するとグループも解除されます。一心同体。
●文字のアウトライン
アウトラインされたオブジェクトは、ポイントもしくはフレーム毎にグループ化されます。1文字は複合パスになります。ちなみに複合パスは複数のオブジェクトをひとまとめに出来るの機能でグループに似ていますが、複数のパスを1つのパスとして認識するものであり他人のそら似です。

↑アウトライン前。グループなどいない

↑アウトライン後。勝手にグループに!

↑グループと複合パス。構造の違い、わかります?
●分割や拡張
アピアランス分割・グラデーション分割・ブラシ分割、ブレンドの拡張やライブペイントの拡張、パスファインダーの適用など、自動的にグループになるものはたくさんあります。

↑ブレンド

↑ブレンド拡張。グループになってる
●埋め込み画像
PhotoshopEPSの画像は、埋め込みをするとグループになります。さらにクリッピングパスがあるとクリッピングパスがクリッピングマスクに変換され、入れ子のグループになります(※クリッピングマスクは必ずグループルール)。(ちなみにPhotoshop画像は埋め込んでもグループになりません。クリッピングパスありでもグループにならずにクリッピングマスクになります。これはどうやら特殊な例のようです。神速Illustrator絡みのhamkoさんの検証で知りました)

↑リンク配置

↑埋め込み。画像はグループに。クリッピングパスのあるものはクリッピングマスクに。クリッピングマスクは強制グループなので入れ子に
さて、これらの何が問題かというと、自動的にグループ化されているのを気付かず、一部を複製使用するなどでトラブルを引き起こすこともあります。
たとえば、文字のアウトラインを取った記号類を別の場所に複製し、その後必要なくなり選択ツールで選択して削除してしまい元のグループも一緒に消えてしまったなど。

↑アウトライン文字の移植手術を行います

↑option+ドラッグで複製っ

↑やっぱこっちいらんわ(選択ツールで選択、選択ツールっ!!!)

↑おいおいまさかDeleteする気じゃ…

↑き・え・ま・し・た。実際は1画面内に無いと思って下さい。こんな近くにあったらふつう気付きますから
また、テキストに適用したアピアランスは、文字のアウトライン後にグループへアピアランスへ引き継ぎます。グループを解除してしまうとアピアランスは消えてしまいます。

↑アウトライン前。テキストにフチアピアランスをかけています

↑アウトライン後。アピアランスがグループアピアランスに引き継ぎ

↑グループ解除したら、フチ消えます
他にもいろいろあると思いますが、「いつのまにグループ」には気をつけましょう。